ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

アルコール

 帰国してから一週間が過ぎた。どうもアルコールを摂取すると、なのか、ビールを呑むとなのか分からないのだけれど、消化器官が受け付けてくれないらしい。一昨日のイベントの時は私は一切酒の類を口にしないでひたすらボトルに家から詰めてきた「Vanila & Almond」の紅茶を飲み続けていたからなんということもなく翌日を迎えた。しかし、そのお疲れさん会のように昨日ジョッキに一杯ちょっとのビールを呑んだらもう今朝はよろしくない。なにか変化が起きているらしい。
 一週間経ったものの夜は比較的早めに眠くなり、朝はいつもよりも早く眼が覚めている。やっぱり影響が残っている様だ。

グリーンランドの氷

 どうやら北極の氷はまずいことになっている様だ。先日の日曜日のNHK-FMの「日曜喫茶室」に日本航空機長の小林宏之氏が出ていて仰るにはあの氷に暑く覆われていたはずのグリーンランドが上空から見ると今や真っ白ではないというのだ。つまり地表が現れているところがあるという。昨日夜のNHK総合テレビの「地球エコ2008 スバルバル号 北極海を行く」でそのグリーンランドの氷河が溶けて縦穴から地表と氷河との間を流れ、それによって地表と氷河の間の摩擦が軽減され、おかげで氷河が海に向かって流れる速度が加速されているという分析がされていた。北極海の氷が溶けているのも事実らしくてこれによって北極海の塩分濃度が薄くなると、今度は何が起こるかというと地球規模の深層海流が巧く機能しなくなるということだ。これは何を意味するかというと地球規模の機構がこれまでの安定したものではなくなるということを意味する。イカ釣り漁船の現状を訴えた協議会の会長が「座して死を待つことになる」といったとテレビで報じていたけれど、それは漁業従事者だけの問題ではなくて、こうした状況報告を聴いていると、地球そのものがもう既に「座して死を待つ」状況にあることが分かる。これはもう世迷い言でも冗談でも、単なるホラー小説でもなんでもない。レスター・ブラウンがいっている様にもうすでに猶予を許さないところにきている。
 いつまでも、現状を冷静に本質を見ることから政治が大きくかけ離れていて、利権を守ることだけに政治が集中している米国という国家とそれに追従するアジアの某国とそれらの工場部門を担当することによって必死に利権をかき集めているアジアの超大国の云いたい放題に、無知加減をそのままにしておく訳にはいかないだろう。それによってこの地球を放棄しようとする方向性を人間という種族が洗濯するのであれば仕方がなさそうだ。それともこれまでの地球の歴史そのものが記録している様に、環境が変化してそれに適応できない種族は滅亡し、その後の環境に適応できる種族がまた繁栄期を迎えるということなのかも知れない。ということは米国の国立公園の様に自然に発生したWild Fireは人為的に消火をしないというのと同じようにこのままにしておくことが地球という自然の変化だということにして理解するべきなのか。

バスの中

 都バスは70歳以上のお年寄りの方にとってはとても便利な乗り物になっているものだから昼間乗ると乗客のほとんどがそうしたお歳の皆さんだったりすることは珍しくない。バスがくるのを待っている間、そうした乗客の3-4人の仲間が私の前の方に集団でおられてお話しをしている。なにしろ皆さん口は丈夫だから聞き耳を立てていなくたって聞こえてくる。「今日が三日だからさぁ〜・・・」。私は午後のレクチャーのメモをとりながら日付を2日と書いていたのを思いだして、“あれあれ、自分ながら耄碌(もうろく)したものだ、一日間違えているじゃないか・・”とため息をついた。しかし、家に帰ってきて連れ合いと話をしていてひょいとカレンダーを見たら、ありゃ、私が正しかったじゃないかと。
 途中から私立のK学園の制服を着た男の子と女の子が乗ってきた。なにしろ今時の子は妙に声がでかい。まるで耳が遠い人なのかと思う程声がでかい。話の中身で二人が中学三年生の同期生だと知れたのだけれど、その話がやれあの男の子は持てるのか、いやエロいだけだ、あの娘とは分かれたのか、とっくだ、とか云う話ばかりだ。わざとそうしているのかも知れない。真面目な話をしたら格好悪いと思うという、われわれから見たら屈折した状況なのか。なにしろ学校の廊下での話とバスの中の話と区別はないのだ。だから電車の中で化粧が出来る訳だろうし。と、最近あんまりバスに乗る状況にならないのでこんな状況に出会うことは滅多にないから特に記録にしておこう。