ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

四万六千日

 浅草の浅草寺境内が四万六千日の縁日で夜まで賑わっております。いつもは午後5時になるとギィィィバタンッてんで本堂を閉めてしまうのが、今夜は夜の8時半まで煌々と灯りがついております。境内には何軒もの酸漿屋さんが釣り忍をぶら下げ、あるいはオレンジ色になった酸漿をぶら下げて売っております。
 ま、それよりも夜店の「串焼き」だとか「広島風お好み焼き」だなんてのに人が群がっておりますが、なんといっても今日は日曜日でございますから、夜まで人が賑やかでございます。
 四万六千日といえば、落語は「舟徳」でございます。なんといっても噺家は「えぇ〜、四万六千日、お暑い盛りでございます」といってこの噺に入ります。
 昔はというとそれはもちろん先代の桂文楽でございましたねぇ。「べけんや」でございます。若かった私には名人といったらこの人だと思っておりました。まだ圓生に気がつかなかった。そして志ん朝の凄さにも気がつかなかった頃のことです。なんといっても彼はNHKの「若い季節」だとか、芸術座の舞台なんぞに色気を見せておりましたからねぇ。

早朝

 珍しく朝早く起きたつれあいが、早速散歩に行ってきて、たくさん人がいたんだと自慢げにいうのが悔しい普通の日曜日の朝。自分だけ長生きしたら良いと毒づいてやる。
 実際、そろそろ身体が動かなくなるような予感がする。段々布団で寝ていると起きるのがやっかいになるだろう。
 飯を喰って、ごろ寝して、また飯を喰った。暑い夏は「何か食べよう」と思い立った奴が調理することになるので、我慢強くしていないと貧乏くじを引くわけだ。
 その上テレビはくそ暑そうな高校野球の地区予選や、見るからに暑くて汗がだらだらしそうな相撲中継なんかで、ひとつも良いことがない。
 四万六千日、お暑い盛りでございますが、ただただ暑いだけでございます。

2017年07月08日のツイート