ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

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 確か天気予報は今日の午後は曇って、気温も28度位、というものであった。全く違っていて、ドピーカン。当然30度をはるかに超えておる。半ぞでを着てきて正解であった。
 さる方とお話をしていたら、東条英機の孫は何人かおられて、そのうちの一人はその方の学校の後輩で、今は研究者なんだそうだ。「あぁ、東条君はね・・」といわれると大変な違和感を持ってしまったのは、私が偏向しているからである。
 NHKでピート・ベストの話をやるらしい。リンゴ・スターが入るまでドラムスを担当していた彼である。彼が語るというのはずいぶん前にもテレビで見た記憶がある。同じものだろうか。私は彼のCDを買ったことがある。どうして彼に代わってリンゴが入ったかというのは非常にわかりやすい話だと思っていたけれどなぁ。ま、ありていにいえば芸能界デビューするバンドに沢田研二と私のどっちを取るかといったら、太り方はおおむね同じくらいでもあっちをとるだろう?というところか。
 昔から、淡々とした人生、立ち振る舞いに憧れ、そうなりたいと思い続けながら、やっぱりガラッパチで、とんがっていて、直ぐに人にケチをつけ、ぷーっとふくれるという人生をずっと過ごしてきてしまった。小学校や、中学の時でも、時と場合によっては「今日から物静かな文学少年になろう!」と心に決め(ここからしてすでに物静かな文学何タラではないのだけれど)、学校に着くといつものように運動場に飛び出ては行かずに、席に座ったままでおもむろに鞄から本なんぞをとりだして、読みふける。しかし、後ろからそっと友達が近づいて「わぁっ!」と脅し、それで「物静かな少年」は終わる。こんなことをずっと繰り返してきた。
 だから、淡々とした人生が送れるようになると思われる40-50代になるのがとても楽しみだった。つまり年齢をかさねれば自然と人間は物静かになるのだとばかり思っていた。当然、そんな事が起こるわけもない。結局いつまで経ってもうるさくて、ぶつぶつ言っていて、聞かれもいないのに自分の事を喋り、人に余計な事を尋ねて辟易されてしまうわけである。人間なんて、全然変わらない。そりゃ自分だけかも知れないけれど、きっとこんなタイプが他にもいるに違いないし、いて欲しいものだ。
 だから淡々と書き続ける人を見ると実に羨ましい。