ほぼ足りてまだ欲 その先

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オーテス・ケリー

 なんということ。元同志社大学の教授であったオーテス・ケリー氏は、私が自分のブログに彼の著書「よこ糸のない日本」について書いた今月15日(米国時間14日)にカリフォルニアのオークランドで亡くなっていた。享年84歳である。
 京都新聞の記事を見ると気になることが書いてある。

1992年に同大を定年退職。1996年には「米国籍の私たちが老後を送るのは難しい」として日本での永住をあきらめ、アリス夫人とともに米国に帰国した。

 北海道新聞によれば、亡くなられたのは「肺炎のため米カリフォルニア州オークランド介護施設で死去」だというからすでに施設に暮らしておられたということである。どういう状況で日本に暮らすことを諦められたのだろうか。やはり在日外国人に対する日本の福祉行政の棚上げ、知らん顔、いいとこ取り、ピンハネ、だまし討ちがここに意味を投げかけているのではなかろうか、と考えてみることも必要な視点ではなかろうか。
 同志社大学の定年って70歳なんだと知る。