ほぼ足りてまだ欲 その先

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池袋古本市

 ようやく19日から始まっている「池袋西口公園古本市」にいく。その前に一冊の本と、ちょっと迫られていることの資料をFEDEXKINKOSでコピーする。結構マメに時間をかける。全部で1500円。
 古本市のテントの中に首を突っ込むなり鶴見俊輔の座談全10巻のうち「戦争とはなんだろうか」と「民主主義とはなんだろうか」をつかむ(1996年 晶文社)。その後で「思想の科学事典」久野収鶴見俊輔編(1969年 勁草書房)をすぐさまつかむ。ここまでは快調そのもの。しかしそこからがダメだ。その後はほとんど当たらない。ぐるぐる回るうちに歴史読本新人物往来社)なんかが並んでいるところにさしかかる。昔はこの辺のジャンルをほとんど無視して通り過ぎた。今日見つけたのは「歴史読本:昭和55年8月号 戦後35年特集・ドキュメント戦後秘話」と昭和59年6月号「歴史と人物(中央公論社):特集占領時代ー焼け跡のなかの解放」である。
歴史読本の方はあの五百旗頭(いおきべ)先生が広島大学助教授の肩書きで書いていたり、紀平悌子さんが婦人運動家という肩書きで書いていたりする。
歴史と人物は扇谷正造青木雨彦が「スカートをはいた民主主義」として対談、木村尚三郎と別枝篤彦が「この教科書で戦争はなくなるか」という対談をしている。
 あとは何も見つからず文庫で「湛山回想」(1985年岩波文庫)、「ゾルゲ事件上申書」尾崎秀実(2003年岩波現代文庫)、「臨床に吹く風」徳永進(2000年岩波現代文庫)を入手。
 まぁ、なにはともあれ、楽しみなものをいくつか入手できたんだから満足。雑誌を入手できるのは古本市しかないから、これが本望と云うべきか。