考えられなかった価格である。イランの問題があるからだとか云われているけれど、これ将来的にはどんどんこんな値段が当たり前になるはず。だって、そのうち石油なんて枯渇する訳だろうからこれまで採算的にあわないからと放り出してあったところも生産することになったりするんだろうから。かつてはバレルあたり20ドルを超えたら代替えエネルギーを使っていくことが採算性を持つなんていうことを云った時代があったはずだ（と前にも書いた）。例えば、オイル・シェルの開発だとか、オイル・サンドからの回収なんてこともパイロットプラントを立てて実験していたじゃないの。それなのに、なんでこの時代にはそうしたエネルギー源の開発に着手しないのだろう。もっと効率の良いものが見つかっていても良い訳で、あのエタノールだかなんだかの燃料も現実かを帯びていると聞いている。勿論石炭もまだまだ使えるだろうし（輩出CO2の問題はどっさりとありだけれど）、風力利用だって、なぜか日本では中途半端だ。船を走らせるのに、帆を張った船が現実に走っていたことだってあった。なんでその辺の情報がマスコミに載らないのだろう。高くなった、なったという話だけだ。
