ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

がんばれDixie Chicks

 オークランド町山智浩氏のブログで知ったのだけれど、女性三人組のカントリー・ソング・グループがまだがんばっているどころか、反撃に出ているという。大体、カントリーの女性グループでブルー・グラスでないというパターンがこれまで珍しかったということもあるが、彼女たちは押しも押されもせぬ大メジャー・グループだった。毎年のCMAといういわばカントリー界のレコード大賞では彼女たちが出てくるのは、ビンス・ギルやアラン・ジャクソン、ガース・ブルックスが出てくるのが当たり前のように、当たり前のことであったのだ。しかし、彼女たちがテキサス出身の新聞も読まなきゃ、テレビも見ないゴルフ大好き親父のやり方に反対をしだしてから、こてんぱんの目に遭ってきた。それでも今度出した曲は、それに真っ向から立ち向かうメッセージ・ソングだというのである。彼女たち三人も凄いけれど、こうした曲を出すということは、それに賛同して一緒になってやっていこうとするスタッフがその後ろに何人もいるということを表している。その力に感動すらする。でも、あのビデオ・クリップはちょっと気持ち悪いかもなぁ。
 芸能人であれば、呼ばれさえすればひょいひょいどこの園遊会にでも行っちゃうのとはちょっと一線を画しているかも知れないなぁ。
 町山智浩氏といえば先日のTBSストリームの中で大統領のパーティーでのStephen Colbertの大騒ぎを伝えていた。この番組はpodcastで多分今でも聴くことができる。Stephen Colbertはテレビのパーソナリティーだけれども、その番組の中でブッシュをぼろぼろにいつも語っている。そんなパーソナリティーをそんなパーティーに連れてくる方も連れてくる方で、これだけで、アメリカのホワイトハウスの脇の甘さというか、そのフランク(これをフランクというのはあまりにも馬鹿げているけれど)さにはびっくりする。日本の首相官邸が、どこぞで開かれる園遊会にこの種のタレントを招待するなんてことが考えられるだろうか。ましてやそいつにマイクを渡すなんてことが起こるだろうか。その前にテレビの中でこれだけ現役大統領をバカにしたパーソナリティーが出演する番組が日本で考えられるだろうか。この辺がアメリカの馬鹿馬鹿しさでもあり、底の知れない不気味さでもあったりするんだろうなぁ、と考えた朝であった。