ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

文化

 昨日の夜は蒸し暑い中を頑張って帰ってきた。今年初めて「蒸しあつぅ〜」といってしまった。
 まだ近所の図書館が開いている時間だったので、借りていた芳村伊十郎長唄全集の14-16を返して、その後の17-19を借りた。今日はとても良い爺さんを演じようと思っていたので、カウンターに出す時も「これをお借りできましょうか」なんて云ったりした。なんか上品な爺さんに聞こえるじゃないか。ところが、こんな私の「良い爺さん攻撃」をカウンターのむこうにいたオバサンは簡単にかわす。図書館利用カードをお返し下さる時にモニターを見ながらこっちを見もせずに「ハイ」と突き出した。途端に「良い」爺さんは不機嫌となり、無言で受け取るのであった。「ケースを使いますか?」に対して「要らない!」とつれない。わが地域は未だに戦後の混乱期の文化のままなのであった。
 わが集合住宅にたどり着くと入口で紙袋を抱えた女性と一緒になる。どうやらそれは某M印ファストフードやさんのものらしく、香ばしい匂いが漂い、思わず「良い匂いですねぇ〜!」と云ってしまった。なんと女性は恥ずかしそうに「今日は手抜きです・・」と仰った。まずい。申し訳ないことを云った。おもわず「これだけ暑いと創るの面倒ですよねぇ」とまで云ってしまった。申し訳ないことをした。わが地域は未だに伝統息づくのであるのだ。