ほぼ足りてまだ欲 その先

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イスラエル兵拉致

 今度のイスラエルによるレバノン爆撃のきっかけはレバノンイスラムシーア派組織「ヒズボラ」が6月25日にイスラエル南部においてパレスチナ武装組織がイスラエル軍を襲撃し、軍兵士1人が拉致したことから始まっている。で、なんでそんな兵士をひとり拉致なんてしたのかといえば、収監中のパレスチナ人の釈放を求めるためだったのだけれど、それをまたというか、もちろんというか、イスラエルが拒否した。ならばと7月12日に「ヒズボラ」が、同国南部の国境地帯でイスラエル軍に大規模攻撃を仕掛け、軍兵士2人を拉致した(共同)ものだからイスラエルは黙っていなかった。これって昔だったら、「捕虜」として捉えたというんじゃないのか。「拉致」なんて言葉はつい最近聞き始めたような気がする。レバノンには西欧系の観光客も結構居る時期なのに、イスラエルは国際空港を爆撃してしまっただけではなくて、シリアへ通じる国道も攻撃している。観光客が出られなくなってしまっている状況となって混乱に拍車をかけている。特にレバノンアメリカ人は2.5万人いると云われている。「ヒズボラ」を援助しているシリア、イランを米国は非難。米国にとってはこれでますますイラン攻撃の理由がつくのだろうか。報復に対する報復は、その報復をうみ、いつまでも切れる事なき報復の歴史を構築していくわけで、人間はいつまで経っても学習なんぞをすることもなく、相変わらずこんなことを繰り返すのは、多分人間に与えられた原罪であって、これを払拭できるような人間性にあふれる(いやこの場合の人間性とさっきの人間とは異なる意味を抱えることになってしまうが)国家なんぞというものは甚だ偽善的であって成立しえないのであるという言い回しは今の我が国には思いっきり通りやすいものなんであろうと思う。何しろ先制攻撃を口にして憚らないんだものなぁ、政府高官ともあろうものが。
ところで、なんで日銀のおっさんは未だにへらへらその地位に甘んじているわけ?