日本テレビでシドニーのおふざけテレビ番組をやっていた。「世界一受けたい授業」って番組の修学旅行なんだという設定である。堺正章とくりーむしちゅー、やかましいだけの佐藤珠代、小沢真珠が出てきた。タロンガ・ズーでも、フィッシュ・マーケットでも彼らはきゃぁ〜、きゃぁ〜さけびまくって顰蹙を買っている。こんな番組作りはもういい加減にしたらいいのにと見ていて腹が立つ。だったら見なきゃ良いのに、懐かしくて思わず見てしまう。フィッシュマーケットに回転鮨屋ができているらしい雰囲気を見てやっぱり世の中は動いているなぁと思った。あそこの鮨がなんだかんだいってもシドニーの鮨の原点だろうと私は思う。当時はフィッシュマーケットで働いている日本人は、ワーホリの人を除いて、あそこの兄弟とマーケットで働いている方の三人だったんじゃないだろうか。昔ロックスの全日空ホテルが経営していた鉄板焼きレストランはそのまま残っているらしかった。キング・クラブは私は友人たちとチャイナ・タウンで食べたことがある。あれは喰いきれなかった。ブルー・マウンテンのスリー・シスターズのルック・アウト・ポイントはなんだかあの頃と違っているような気がする。私は何回あそこに行ったか数えられないが、連れ合いは行くたびに雨や霧でろくに見た経験がないといっている。そんな人もいるものなんだなぁ。
