撤収にあたって武装グループからの攻撃を避けるために、報道陣を遠ざけ、定期的な行動をとらず、危険性の少ない時間帯を選んでクウェートに動いてきたのだそうだ。あたかも自動小銃を構え敵に背中を見せないように、後ずさりながら撤退してきたようなイメージである。つまり、何があるか分からないところから這々の体で逃げてきたわけで、一体誰だったっけね、あそこは戦闘地域ではないんだからと見得を切っていたのは。だったらごく平然と帰ってくればよいわけで、テレビのニュースで全員無事に撤収を終えたという言葉を聞けば聴くほど「あぁ、戦闘地域なんだな」と思う。自衛隊を海外に派遣するための恒久的な法の措置が必要だと額賀が言ったんだそうだ。その前にこの法的には存在しないはずのグループをどうするんだ。
