駐日新聞によると、串岡弘昭さんは今日定年退職と云うことになるのだそうだ。1970年に大学を卒業して綿貫民輔のファミリー企業であるトナミ（漢字で書けば砺波）運輸に就職。直ぐにオイルショック（外国ではオイルショックといっても通用せず。energy chrisis）となり、運送業界は闇カルテルを結ぶ。串岡氏はこれを内部告発。犯人捜しに対して、自ら名乗り出たことで、左遷。しかし、彼は辞めなかった。重要なところはここである。非は会社にある。彼はそのまま頑張る。研修所勤務を命じられ、一人隔離状況におかれる。一度も昇格しない。いくらファミリー企業だからといってやりたいことやればいいわけではない。串岡氏のこの定年退職については数々のブログがこれを取り上げている。そのブログ群の平均年齢を聞いてみたい。トナミ運輸からコメントをとるマスコミはいないのだろうか。どうせ何もいわないだろうが。
「ホイッスルブローアー=内部告発者―我が心に恥じるものなし」串岡 弘昭 (著)桂書房 (2002/03)
