ほぼ足りてまだ欲 その先

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研修・実習

 毎度のことながらこんな話であるが、この事件が起爆剤になるのか、これまでと同様にただ単に一発花火で終わってしまい、すぐに昔の話となって忘れ去られるのだろうか。

技能実習の中国人3女性、労基署に「劣悪労働」訴え
 外国人研修・技能実習制度で約2年前に来日し、青森県三沢市の縫製工場で働いていた実習生の中国人女性3人が13日朝、工場の宿舎から抜け出し、十和田労働基準監督署に劣悪な労働実態を訴えた。法定以下の賃金で長時間残業していたといい、同労基署は近く工場を立ち入り調査する。3人は上海出身の32歳、江蘇省出身の31歳と35歳の女性で、約2か月前、福井市外国人労働者支援団体「外国人研修生問題ネットワーク福井」に電話で助けを求め、この日、三沢市に駆け付けた同団体のメンバーらと労基署に駆け込んだ。女性らの証言によると、3人は2004年7月に来日。ほぼ毎日午前8時から午後11時まで、子供・女性用ズボンのミシン縫い、手縫いの仕事をしていた。午後5時以降や休日出勤による残業は2年4か月間の平均で月191時間にのぼった。同県の法定最低賃金は時給610円。実習生らは、本来、割り増しにすべき残業手当の時給が370円しかなく、基本給だけが最低賃金で計算されていた。3人は、ガレージを改装した宿舎で寝泊まりしていたが、真冬でも就寝中のストーブ使用を禁じられ、宿舎代として月2万円を賃金から天引きされたという。工場側は、入管難民法に基づく法務省指針に反して、旅券を預かり、賃金が入金される3人の個人口座も管理していたといい、31歳の女性は「お金も自由に引き出せず、生活水準は中国以下だった」と話した。工場側は読売新聞の取材に「言いたいことはいろいろあるが、今はコメントできない」としている。(2006年11月13日20時6分 読売新聞)

月間191時間の残業というのはとてつもない。いろいろあるという「云いたいこと」とは一体全体なんだろうか。