ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ニッポン放送

 今朝のように朝早く眼が覚めると私はニッポン放送を聞いている。森永卓郎ニッポン放送のアナウンサーである垣花正+那須恵理子という組み合わせである。当初は森永と垣花の男二人だけであったけれど、どうもむさ苦しい(あの二人だからねぇ・・)ということだったらしくて途中から那須絵里子が加わった。ニッポン放送といえばフジ・産経グループであるのは周知の事実で、テリー伊藤がパーソナリティーを務めているくらいの局なのに、森永卓郎をメイン・パーソナリティーに持ってくるだけでも「あれっ!」と思うのに、それに加えて月・火のコメンテーターは須田慎一郎である。一体いつまでこの番組がこの局で続くのかと最初の頃は思っていたけれど、ここまで来るとそう簡単にはやめられない。そうかといって番組中の勢いを弱めるわけにも行かない。番組中にはかなりくだらない「P.O.=Perfect Oyaji、パーフェクト・おやじ」なんてことをやっているんだけれど、須田慎一郎や、今朝は教育評論家+法政大教員の尾木直樹まで出てきて自民党政権大批判になっていた。正しいスタンスは正しいスタンスとして主張するのがマスコミの役割なんだからこの番組のスタンスは正しいといっていいだろう。どこまでこの番組が続いていくのか興味津々である。
 今朝の尾木直樹によると小・中学生の勉強時間はかつてに比べると増えているという。これは既に学校の現場では習熟度別学習というのが一般的になりつつあって、いわゆる「ゆとり教育」の反動から追い込み教育になってきているという。しかも教育格差は確実に一般化しつつあるとも云う。これが高校になると勉強時間は統計上は減少しているが、実際には進学校とそうでない学校とが明確に分離しており、進学校ではゼロ時間目から9時間目まで授業が行われていてその格差ははっきりとしているからだという。
 そういわれてみれば一昨日にこんなことに遭遇した。新宿に行こうとして乗っていた地下鉄にある駅から多分小学校高学年とおぼしき子どもたちが乗ってきた。目の前に乗った母子連れが座るやいなや封筒から問題用紙とおぼしきものを取りだし、母子で解答あわせを始めたのである。どこかの塾が主催の模擬テストなんだろうか。その気になって周りを見渡すといるわいるわ、模擬テスト帰りと思われる小学生があっちにもこっちにも。そのうち、なんと半分くらいが母子連れなのである。入学試験本番には早すぎる。模擬試験に相違ない。今時は大学の入学式にも卒業式にも親が付いてくるのが当たり前状態になっているんだから、推して知るべしだけれども、何も模擬試験にまで付いてこなくても良いだろう。そんなところにも出かけられないというのか?そんなことはないだろう。その証拠に半分の子はひとりで来ている。こんな状況を見ているといわゆる勉強はできるけれど、悲しいまでに社会性を備えていない連中が社会に出てきちゃうのも宜(むべ)なるかなということか。勉強ができる、知識が豊富である、発想力があるとしても社会性が全く備わっていない人が行政や司法、あるいは医療の世界にいて欲しいとは少なくとも私は思わない。解答あわせをしていた母子は三人分の座席を荷物をひろげて二人で占領。