ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

そんなに治安は悪くなったのかぁ・・・

 先日私の知り合いが日記に保育園に行っている息子を5階の部屋にカギをかけて20分ほど離れて帰ってくると部屋の前にお爺さんが三人ぐらいいて何かと思ったら、その間に息子がカギを開け、下まで降りて、公園に行っていた。公園でわけわからなくなったのか泣いているところをそのお爺さんの一人が連れてきてくれたらしい。25年ほど昔のうちの子どもと大してかわらんなぁ、子どもって冒険家だなぁと思ったら、今やそんなことを云っている場合じゃないと仰る方々ばかり。
 今時何があるかわからんというのが親の世代の共通認識のようである。なるほど、今の親御さんたちがそう感じておられるのだから、子どもが近所の爺に声をかけられても逃げるように走って行っちゃうのもむべなるかなと云うことだ。悲しいことではあるが、これも実態だからしょうがないのか。こうした社会現象はもう決して昔のような状況には戻りっこない。一旦踏み渉ってしまったものはもう戻れないのだ。惜しいことをしたかも知れないけれど、これから先の日本(都会と地方でも違うだろうけれど)はもう決して昔のように支え合うコミュニティーという社会へ戻ることはできないのだ。局部的に、プライベートなペースでの、つまり個人個人が基点となるそんな線で繋がったコミュニティーでしかあり得ないのだ。面で繋がったコミュニティーを取り戻すことができたと思ったとしても、それはかつてどこにでも期待することができた、あると思いこむことができたコミュニティーをかつてのように自然に思い描くことができるのかと云えば、もうそんなことはあり得ないのだ。ということを認識していくしかないんだろう。
 その辺に置いておいた足場だって持って行かれちゃう、公園の滑り台だって持って行かれちゃうくらいなんだものなぁ。