ほぼ足りてまだ欲 その先

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短大は結構健闘しているのだろうか。

 ひと頃短大の役割は既に修了したと議論された時期があり、その時に女子短大再編が議論されていたのを想い出す。
 例えば学習院の女子短大、通称「学短」と云っていたが1998年に学習院女子大学へ転換されて消えた。学校法人学習院に属する学校と云うことで学習院大学と並列する女子大学となった。四年制になったわけだ。
 青山女子短期大学は通称「青短」と呼ばれ、その運営主体は学校法人青山学院であるから青山学院大学と全く同じ立場でそのまま存在する。
 立教女学院短期大学立教女学院中・高校とともに学校法人立教女学院が運営主体で、立教大学を運営している学校法人立教学院とは別法人になっている。勿論立教女学院高校から立教大学へは推薦入学があり、短大から立教大学への三年編入もそれぞれの学部に推薦枠がある。
 元々女子短大として存在していた学校はかなり健闘して残っているといえるのだろうか。女子大も共学へ移行する傾向があったけれども、短大も共学になったところもある。しかし、不思議なことに女子学生に制限しているのかどうかについて明白に書かれていない学校があるのはどうしてなんだろうか。勿論学校名の中に「女子」と入っていれば当然女子のみを対象にしていることがわかる。問題なのはそれが書かれていない学校である。尤も受験しようかという学生はその辺を知っているという前提に立っていると云うことなんだろうか。
 例えば、(全くなんの意図もないが)嘉悦大学という学校がある。かつて嘉悦女子短大があった。2001年に嘉悦大学経営経済学部を開き、嘉悦女子短期大学を嘉悦大学短期大学部に改称した、とサイトに書かれている。しかし、見ただけでは共学なのか女子大なのか、判別できない。元はといえば目白学園女子短期大学であった目白大学短期大学部もそこは判別できない。
 それにひきかえ、かつて文京学園から始まった文京女子学院大学は2002年に文京学院大学と名称を変更し、2005年には大学を共学とし、翌2006年から短大も共学とした。そしてこれはサイトにわかりやすく書かれている。
 帝京短大も2006年から共学となり、サイトのトップに「男女共学はじまる!」と書かれている。
 こんなことで迷っている奴なんていないんだろうな。