ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

Fenway Park

 なんだか松坂は簡単に点を取られ、対するシアトルのヘルナンデスは絶好調で打たれたヒットはたったの1本。初回こそ盛り上がったけれど、どんどん盛り下がり、松坂の三振奪取はわずかに4個。むちゃくちゃ寒い中我慢してみていたファンの前で実に見所なく、ボストン・ファンはすっかり怒っていることだろう。なんだよ、高い買い物じゃねぇかと。バックネット裏に真っ赤なレッド・ソックスのスタジアム・ジャンパーを着てはちまきを締めた日本人とおぼしき東洋人が二人いるのが何となく寂しかったなぁ。イチローは最後に長谷川が云っていたように今シーズンもまたスランプに陥っているのかも知れない。長谷川の解説は彼が頭がよいのだなぁと感心するほどで興味深い解説である。
 Fenway Parkは聞きしにまさる球場だ。今年で95年になるのだというのだから凄い。今日の観客入場数は戦後二番目の大入りなんだそうである。
 この球場のフェンスに出ている広告の中に懐かしい会社の名前を発見。それは全米のゴミ処理二大ネットのひとつ、Waste Management Inc.のそれである。アメリカでは日本と違って自治体のゴミ処理が多くの場合民間会社に委託されていて、収集からそのコンパクション、中性処理、分別、リサイクル、ランドフィル、焼却エネルギー回収に至るまでこの会社のグループは多角的に運営している。本拠はヒューストンにもっているが、全米を各地方のグループ企業が運営しており、焼却処理場も全米に17ヶ所運営していて、そのほとんどはスイス企業のライセンスで建設されたものである。日本では多くの自治体が焼却処理に頼ってきたことは知られているけれど、実は米国は遥か昔にゴミ焼却に取り組んでいたことがある。第二次大戦の前のことである。しかし、その後あれだけ土地を抱えている国らしく、ランドフィルに専念してきた。1980年前後に米国でもゴミの焼却処理を積極的に取り入れようとする動きがあって、随分いろいろな地域の役所職員が見学に日本に来ていたものだった。Waste Management Inc.は一時期デンマークのコミ焼却プラント技術社と合弁の法人を構成していたのだが、その後その相手を切り換えたようだ。なにも野球見ながらこんなことを考えることねぇのにねぇ。