ほぼ足りてまだ欲 その先

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群馬県立さくらの里

 てっきり今日藤を見ることができるのかと思っていた。なにしろこの好天気だ。まず向かったのが妙義の山中にある群馬県立さくらの里。富岡から上越自動車道をとって走り始めるといつもの友人のところに向かうような気になってしまうんだけれど、妙義・松井田の出口で出るとさすがに初めてのところに来たなとその気になる。どんどんくねくねした山の中に入っていく。妙義神社を通り過ぎて、ここまで行くのかというほどに奥深い妙義山中に分け入るとそこにさくらの里はある。あるんだけれど、実に季節はずれというのか、すでに染井吉野の時期は過ぎ去り、八重の桜はまだまだつぼみが開かないという端境期である。楽しめる花といえば、今はつつじくらいだろうか。しかし、周りの山並みがぼんやり、ほんわかしたという表現しかできない新緑に包まれている。このさくらの里は駐車場からどんどん下り坂で場内を見ていくのだけれども、若いときならまだしも、この年になると帰りのことを考えてしまい、あんまり下まで降りていく気にならない。それでも春の到来を告げる景色はほのかに気分を浮き立たせてくれるものである。平日のこの端境期にやってくる数少ない客のために山菜やこんにゃくの小店を出している人がいる。覚えたのはこのあたりの山の名前、早雲山、金洞山、金鶏山