ほぼ足りてまだ欲 その先

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小松政夫

 今日の「うちくる」は大好きな小松政夫だった。何度も何度もこれまでに植木等絡みの逸話は聞いてきたにも拘わらず、また同じ話で大笑いしてしまう。父親に象牙の箸の反対側で頭をカツゥ〜ンとやられてもこたえないで笑わす子どもは小生意気に思えてまたオヤジにやられる話は聞く度に自分のあのかわいげのなかったガキの頃を思い出して飯を喰う気が失せる。淀川長治の物まねの話も何度も聞いた。それでもまた笑う。最後に小松の本当の兄貴が出てきて生まれて初めての小松宛の手紙を読み上げる。この番組のここだけはいつも「お涙頂戴」で嫌いなものだからここに来るとチャンネルを変えるのが常。今日はチャンネルを変える気はないのだけれど、自分が泣けてしまってテレビから遠ざかる。若いときの苦労が報われる話は何度聞いてもこっちが嬉しくなる。人は経済的にも、名誉としても報われなかったとしても、実は確実にどこかで、何らかの形で報われていて欲しいものだ。小松政夫はどことなく胡散臭くても、成功しているところが羨ましいねぇ。酒の呑み方が尋常ではないと石倉三郎に言われていたけれど、さもありなん。それでも65歳まで来たものなぁ。もうあとほんのちょっとですぜ。