ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

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 昨日は品川へ出る前に久しぶりに八重洲ブックセンターに寄った。眼の前に建てている東京駅のツインタワーが完成が近づいているようで、全フロアーに照明が入っていた。こうなるといよいよその威容が際だってくる。なんだか人間を含めた足下の街を踏みつけようとしている怪獣のようだ。
あんまり時間に余裕がなかったのでとりあえずいつもの雑誌を見るつもりだったのだけれど、時期がちょっと中途半端だったようでもう一度近いうちに行かなくてはならないだろう。
 それでもひとつの目的は岩波文庫でJ. B. Priestleyの1934年の「English Journey」の邦訳版上下が揃ったということ。大体普通だったら上下をいっぺんに刊行しそうなものだけれど、これは8月に上がでて、下巻は9月に別々に出版されたのだ。揃うまで買うまいと我慢していた。ついでにといってはなんだけれども、Edwin Muirの「Scottish Journey 1935」も入手。
 新書棚を見ていたらノーム・チョムスキー著大塚まい訳、「お節介なアメリカ」ちくま新書(2007.09)を発見。2002年から2007年にかけてニューヨークタイムズがOp-Ed記事として配信した彼の比較的短い評論を集めたものだという。
 月刊世界の10月号を見ていなかったことに気付く。小田実の遺稿「世直し・再考」、服部万里子の「介護保険の構造的問題」、金子勝・高端正幸・浜田裕造の「地域切り捨て・生きていけない現実第4回」
 月刊論座11月号、特集は「現代の連隊」で全労連浅尾大輔慶應大の小熊英二。目玉は井上陽水佐藤類の「変貌する山谷のいま」。座談会「永世現役を願った昭和天皇の執念」半藤一利御厨貴原武史
 NHK こころの時代 宗教・人生「パウロの手紙を語る」下 今年の4月から一年間、毎月第3日曜日の午前5時からの一時間、太田愛人が語る番組のテキスト後半編。NHKパウロを語っていることが珍しくて手にする。