品川の駅から歩いて15分ほどの高輪4丁目の高級住宅街の中にあるアイスランド大使館に出かける。こぢんまりしているが2001年に開設されたまだまだ新しい洒落た建物である。Icelandairの担当者が解説するアイスランドについてのレクチャー会である。アイスランドそのものは日本の四分の一ほどの面積（北海道より一回り大きいくらい）だが、そこに30万人の人口が暮らす。メキシコ海流が流れていて北緯63度から65度に存在するため北極圏に入ってはいないものの、オーロラ・オーバルの真下にあるので、それほどの深刻な寒さでない中でオーロラの見ることの出来る可能性の高い島だという。南極の昭和基地に直角に串を刺すとその先はアイスランドに出るというのだ。北極圏外だから真冬でも午前10時くらいから午後4時くらいまで太陽を見ることが出来るという。
金利が高く、法人税がわずか18％であり、預金金利が普通預金でも11％と高く、海外から資金が流れ込んだという話を聞く。低金利国家から資金を借り高金利資産に投資するキャリー投資家らがアイスランドに殺到し、株価が上昇、クローナが急騰したことがある。噂によると日本人がアイスランドに預金を移しているという。たくさんお金がある人はそれでまた儲かるような仕組みの中にいる。もうひとつの投資はアルミ産業だそうだ。
この人口30万人の国に年間40万人の観光客が来るという。人口以上に人が遊びに来ちゃう。しかし、それも夏だけだろう。
