ほぼ足りてまだ欲 その先

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さん喬「小言幸兵衛」

 昨夜は全く眠ることができなかった。仕方がないから起きだして温かい飲み物を取りながら録りためていたビデオの中から何かを見ておこうとしたらTBSの東京落語研究会の放送の録画でさん喬の「小言幸兵衛」があった。一体いつ頃のものかわからない。彼は小さんの弟子で本所の出身。年格好から云ったら随分と年下かと思っていたらなんと私よりたった一歳しか若くない。なんであんなに髪の毛がふさふさなんだろうか。この噺は私の印象はどうしても小三治のもので、さん喬を聞いていてもそこここに小三治がふと頭に浮かぶというものである。なかなか良い雰囲気の噺の作り方で好感が持てるのだけれども、どうしてもそこここで、噛むのが気になってしょうがない。寄席で聞いている時はまぁまぁと許容の範囲にはいるのだけれども、テレビ画面で見るとそれが気になってしょうがないのはなぜなんだろうか。彼の語りっぷりは良いなぁと思う。