「東京福祉大の創立者にして総長である中島恒雄（60）が総長室に女性教員（41）を呼び出し、腕をつかんで引き寄せ、キスをしたり体を触ったりした疑いで警視庁捜査一課と池袋署に逮捕された。女性は直後に退職し、池袋署に相談していた。東京福祉大は「事実関係を調査中で、コメントできる段階にない」としているが本人は「身に覚えが全くない」と容疑を否認」（中日新聞2008年1月21日 夕刊）と昼頃から新聞、ラジオ、テレビで報じられている。
同大学のサイトを見ると中島恒雄は茶屋四郎次郎清延の第17代目の直孫にあたり、尾州（名古屋）茶屋家の当主と記されている。これがどれほどのことに当たるのかを浅学非才の身としては知る由もない。そもそもこうしたことが大学のウェブ・サイトに掲載されることそのものが何かいいたくなることではある。そうしたことから考えると相当に本人＝（この）大学という意識をご本人が抱えているんだろうことは容易に想像がつく。まだ逮捕されただけで起訴されたわけでもなく、ましてや判決が降りたわけでもないから軽々に語るべきではないだろう。とはいえ、一部の私学がこうした私物視する経営者によって運営されていることは様々なところで噂として語られていることは事実である。先日の北海道の学校にしても、東北のある大学にしてもある程度知っている人たちが多く存在する。この一件を元にそこまで話を拡げるべきじゃないだろうという反論もあり得るか。池袋署はどこまで確証を得ているのか、今後の展開を見ていきたい。
