ほぼ足りてまだ欲 その先

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アメリカ合衆国

 Super Tuesdayが過ぎてみるとヒラリー・クリントンが大票田のニューヨーク、カリフォルニアを抑えたそうで民主党は大激戦に拍車が掛かってきた。しかし、実際の話、あの保守勢力が年々力を見せつける米国で本当にアフリカンの血を受け継ぐ候補、開国以来の女性候補が支持を取り付けることができるのだろうか。共和党のマッケインがロムニーに差をつけているという決定的な理由はやはりロムニーモルモン教徒だという点にあるのではないのだろうか。これで結果としてGeorge Walker Bushの後継者がマッケインになったとしたら、これから先の米国はより混迷の極を極め、金を集めることだけがその目的であるという各集団のやりたい放題に拍車が掛かるという結果となるのだろうか。もし、そうなるとそれは日本の政界勢力にも影響が出るのだろうか。ヒラリーが女性初の大統領になったとすると、米国のマイノリティーに対する大きな力となるかというとどうだろうか。WASPとはかけ離れたオバマが大統領になるとマイノリティーを意識した政策をとるだろうか。米国が変わる節目となるのか、このまま突き進むことになるのか大変に重要な岐路を見せて貰っている。
 とんでもなく大きな竜巻が米国南部テネシー州アーカンソー州ケンタッキー州アラバマ州ミシシッピ州の五州を暴れ回ったらしく、何と竜巻で54名もの死者が出たのだそうだ。竜巻被害というと必ず米国のこの辺りでの話として聴くことがあるだけで、他の国の話として聴いたことがない。被害の様子を写真で見たり、あの映画「Twister」で見た様子で想像するだけなのだけれど、米国の普通の家はツー・バイ・フォアの木造の家だからもうバラバラになって土台すらなくなっていて、まるで誰かが製材所の中で乱暴に捜し物をしたかのような状況になってしまっている。ところがどなたがお書きくださったのか知らないけれどウィッキペディアによると「暖気と寒気の衝突が多いため、急速に発達する低気圧が多いこと、あるいは大気の状態が不安定になりやすい」ので温帯域に発生することが多いといい、極端に小さい強い低気圧域だと考えればよいらしい。つまり気流の流れのカオスで遊撃型台風とでも考えればよいのだろうか。あの米国の竜巻銀座域に暮らしておられる方々は実に怖いだろうなぁ。逃げようがない。地下室に逃げるしかない。随分前に「トルネェ〜ドォ〜!」と叫んで逃げまどう自分の声で夢から覚めたことがある。