ほぼ足りてまだ欲 その先

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クウェーカー教と日系米国人

 ネットが繋がらなかった間に日系米国人に関する書籍をあちこちひっくり返していた。その中でなにか関連があるかも知れないと思ったのはクウェーカー教との関係だ。先日見た中村雅俊ジュディ・オングが出演していた「アメリカン・パスタイム」という映画の中で、次男がクウェーカー教が提供する奨学金の話をしていた。東部の大学に進学ができるという話だ。中村雅俊が演ずる父親がそれに反対して、次男はその記事を握りつぶす。
 今日読んでいた今田英一著、「コロラド日本人物語 日系アメリカ人と戦争 六〇年後の真実」(パレード発行、星雲社発売 2005)の217頁にペルーから強制的に米国に連行されてやはり強制収容所に拘束されていた日系人の戦後について書かれている。米国政府はペルーから連れてこられた日系人に国外退去命令を出した。日本に帰国した人たち以外に370人あまりが米国に残る決心をし、そのうちの300人がニュージャージーのシーブルックス農場に行ったというのだけれど「平和主義の教義を信じるクウェーカー教徒たちが同情して、行き場のなかった日本人を受け入れた」とある。しかし、この農場の名前はどうやらここで初めて出てくる名前ではなさそうだ。「Seabrook Farm, New Jersey」で検索をかけると次から次に項目があたる。どんな具合にクウェーカー教が関係していたのだろうか。