ほぼ足りてまだ欲 その先

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靴を捜す

 今履いている靴もこれまた偶然に遭遇した私の足にあう靴である。これはもう偶然以外の何ものでもない。とても不思議でしょうがないのだけれど、この靴業界不況の中にあって、昔から変わらない定番ものの本物の靴というものはもうほとんど残っている様に見えない。私にとっては神田の平和堂がなくなったことによって、そして銀座のワシントンが地上階を全てユニクロに明け渡したのを見て、靴業界が零落の一歩を辿っているんだなぁと云う印象が定着してしまっている。この年になると別段今の流行がどうなっていても良いから、あの満足した履き心地であのスタイル(云ってみればコッペパンの様な靴)で、いつでも買うことができれば云うことはない。ところが今の靴は以前に買った店にその買った靴を履いていって「この靴が欲しい」というと、「あ、それはもう廃盤になったんですよ」と云われてしまうのだ。もちろん高い靴はそれなりなんだろうけれど、こっちは如何にコストパフォーマンスの高い靴を捜すのかというのが重要なんであって、その為には以前買ったコストパフォーマンスの高いものを追い求めるのだ。
 遂に今日はそうした靴を見つけ出すことができなかった。妥協をして帰ってきた。お〜っ!これはっ!というコストパフォーマンスの高い靴に早く遭遇したいものだ。