ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

力をもらう

 母校の学部が10周年。学部内学会が立ち上がり、第一回年次大会。参加者90名。学部生の発表もあり、卒業生も語る。若い人たちの話はやっぱり本当に新鮮だ。目を開かせられる。忘れていた何かを思い出す。
 ゲストは山下忠子さん。1937年生まれの方とはとても思えないほど眼をランランと輝かせてとてもあっけらかんと状況を語り、若者を煽る。60年安保世代は力強い。「若者たちにも怒ることの必要性を知って欲しい!」と語られる。「痛みを共有してようやくわかるコミュニケーションがある」とひとつひとつが身に沁みる。
 今年の卒業生と話していたらなんと私の小学校の卒業生であることが判明。もちろん親子以上に歳が離れているのだけれど、なんとも嬉しい。多分あの小学校を卒業してから同窓生に出会ったのは初めてのような気がする。
 この会の立ち上げ集会がちょうど一年ほど前にあったのだが、私は飼い猫をなくしてそのショックで出かけられなかった。今年の1月に罪滅ぼしで運営委員の一員としてお手伝いをしますと宣言したのに、集まりが毎回土曜日夜なものだから何かと重なり行かれなかった。
 しかし、自分が参加している催し物至上主義という人はいるもので、昨年私が欠席すると「猫が死んだごときで」と私を批判した人に今回は一年半ぶりくらいでお会いしたのだけれど、今回は「何をやっているんだ」とつかみかかってくるのには驚いた。どんな説明も、この方に他人の状況に対する想像力を発揮する一助にはなりえないらしい。「あなたのその状況作りが他の人達を避けさせているんだ」とはいえなかった。