どう考えても米国の自動車メーカーの三社の首脳といわれる、いかにもええとこの生活を送ったはりそうなおじさま方の議会へのやって来方とか、議会での発言の様子とか、記者に対する対応の仕方、批判を思いっきり浴びたら三人揃って、年棒を1ドルにしてみせるとか、人をおちょくっているようにしか思えない。居直っているし。
年俸（ねんぽう）1ドルにして哀れみを醸し出そうとするんだったら、あのキャデラックは止めた方が良いし、ぴしっと決めた如何にも高そうなスーツも止めた方が良いな。ネルシャツの袖をたくし上げて、裾を折り返したジーパン、それもカバーオールの方が良いかも知れないな、でもって編み上げの靴でGrey Houndのバスに乗ってきたら良かったのになぁ。
どう見ても「失敗しちゃって本当に申し訳ないです・・・頑張ってみたんですけれどねぇ・・・」という状況には見えない。彼らにしてみたら、巧い具合に逃げられなくて、本当にmistakeだった、というくらいのものではないだろうか。
「俺たちが潰れちまったら困るのは俺たちだけじゃねぇんだよ、どうする？え？どっと多くの企業が潰れてしまって多くの従業員が困るんだよなぁ、どうする？」と議会を脅かしている、というわけだ。多分三社を全部救うのではないだろうか。
やっぱりおかしいなぁ。
