ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

地に足をつけ

 朝日新聞アイスランドのゲイル・ホルデ首相のインタビューを掲載している。

「もう大きな金融セクターを持つことはないだろう」と述べ、1980年代から目指していた「金融立国」という将来目標を否定(asahi.com 2008年12月6日22時26分)

 本来的にはあれだけの水産物に、そして観光資源に恵まれた自然環境の中にありながら、わずか32万人という総人口で、ユーロに統合をしないというシチュエーションを選んで、そこで世界から金融商品を引き寄せていた結果、大破綻を招いて国家破綻の危機にさらされているアイスランド。かつては欧州のお荷物と見られていたにもかかわらず、金融先行で脚光を一躍浴びてしまったためのやりなれない生活におぼれてしまった・・・なれの果てと見られないことのない国だ。
 しかし、今でも、あの水産、観光資源は不滅である。地道な道ながらやはり地に足をつけて生きていく以外に方法はないだろうと私には思える。
 問題は一度変わってしまった生活を、特に若い世代が、元に戻せるだろうか、というところにあるんだろうなぁ。