ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

年賀状 (生存確認ともいう)

 いや、なにしろ、年賀状についてなんも用意をしていなかったんだけれど、ちょっと書きかけてはいた。実は私は絵を描くというような、あるいは版画を丹念に計画して彫り進むというような性格では全くないもんだから、ずっと昔からガリ版で家族全員の前年の様子を書き留めてお送りするということをやってきた。しかし、そろそろガリ版を断念して来つつあった。
 と、ここまで書くと、あぁガリ版だなんてもう材料が払底してきているもんなぁと相づちを打ってくださる方がおられるのではないだろうか。ところがぎっちょんで、もうメーカーがなくなってしまった謄写版印刷機(「機」というようなものではないけれど)が手に入らないとか、インクがなくなったとか、シルクが破れたとか、ヤスリが摩耗したとか、原紙が払底しているとか、そんなことがガリ版を止めた理由なんかではない。
 じゃ、何が理由よ?と聴かれるのだろうが、実は股関節である。はっ!?ガリ版ではがき印刷をする作業は、はがきをセットする→ローラーで力を入れて押す→はがきをはがす→乾かすために床に並べる、という一連の作業がいる。そのために畳の部屋で実行をする。しかし、そこに座って2-3時間作業をすると、そのうち股関節が痛くなるのである。股関節が充分に開かなくて胡座さえかけなくなりつつある私にとってはこんな作業に専念しなければならない状況がどんどん辛いのである。てなわけで印刷になってしまうのだ。
 その上、手を加えられるのは宛名だけだ、なんて思ってしまったものだから随分一生懸命書いた。実は字を忘れてきてしまっているし、スムースに書けなくて、やや、これはつらい。目はしょぼしょぼだ・・・。あのね、人間の機能はどんどん低下していくんだから、油断してちゃダメなんよ。あぁ・・。
 そういえば、私の名前を字を間違えて平然と達筆で書いてきている人が三人いた。全員連れ合い系の親戚である。ちゃんと名前を確認しないのである。だけれども「音」としてはいつも耳に残っているのである。ま、思いこんでいるというのもあるかも知れない。お〜い、違うぞ!
 追記:念のために書いておこう。

  • ご自分の姓名をお書きになっておられなかった方が約1名おられた。しかし、書いてある中身で判明。
  • 郵便番号をお書きになっておられなかった方が5-6名。そのうちの半分以上が筆でお書きの方である。毛筆で、あの小さな四角に数字を書くのは至難の業である。それがうまくできたら米粒に挑戦されることをおすすめする。
  • ご自分が行かれた旅先の写真を送ってこられた方が数名。その半分は新婚旅行。
  • 幼児の写真を送ってこられた方が十名ほど。そのうち半分は孫の写真。