ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ぼーっと

 昨日のイベントが終わってから徒労感にさいなまれてしまって今日は動く力もない。
 どんなことをしたら人に喜んでもらえるのか、どうも自分ではそれが把握できなくてうつべき手だてがわからない。
 日頃から何かのイベントに邁進して、無事に終わったとしても、それに参加した、つまり何らかのパフォーマンスをする側にも、そのパフォーマンスを見る側にも、そしてそんな場を演出する側にもいったいどのようなプラスがあったのか、或いはなかったのか、或いはマイナスになってしまったのか、その評価がわからない。
 それを実に単純化してしまうと、喜んでもらえたのか、もらえなかったのか、というスケールで語ってしまうのだけれど、肝心のそのスケールの見方がわからない。
 人間は各種の多様な経験を踏んでくると様々な世の中の渡り方を心得てしまうからその感想を様々なオブラートにくるむことができてしまうので本当のところがわからない。「面白かった」「素晴らしかった」といっておられる方がどこまで正直なところを表しておられるのかどうか、見極めることができない。だからいつでも不全感、徒労感にとらわれる。
 しかし、それは自分の能力以上のパフォーマンスを描こうとするから起きるのかも知れない。自分の能力がそんなに高いわけがないとわかっていれば、どんなにオブラートにくるんでくれてもそこのところが見えるようになるのかも知れない。
 人間が本能的に提示するアートというものはすべからく自分のさらけ出しであり、それは人間性の露出なんだから、時に醜く、時にあからさまであり、時に微笑ましく、時に涙を誘い、時にいやらしい。


 「サンデープロジェクト」にあの中川昭一が出演。はなはだ申し訳ないがどんな言葉を彼が口にしても、どうも空々しく感じてしまってまともに聴いていられない。