ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

まだやってんのか

 もちろんこの種の記事を得意とするのはmsn産経ニュースに決まっているわけだ。

 日本統治下の台湾を取り上げたNHK番組が偏向しているとして、自民党の有志議員が報道内容を検証する議員連盟「公共放送の公平性を考える議員の会」(仮称)を11日に発足させる。呼び掛け人の安倍晋三元首相が4日、町村派総会で明らかにした。問題としているのは4月5日放送の「NHKスペシャル・シリーズ JAPANデビュー 第1回アジアの一等国」。「日本の統治はひどかったという一方的な内容にしている」(安倍氏)との観点から、公共放送の在り方を議論する方針だ。初会合には台湾人評論家の金美齢氏を招き、番組に関する意見を聞く。 既に自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬国土交通相)が4月下旬に質問状を送付し、NHKは「台湾や英国、フランスの史料などを読み込み、数多くの研究者を取材している」と反論。同会は回答が不十分として6月3日に再質問状を送った。(msn産経ニュース2009.6.4 19:36)

 あれ?ひとり足りないじゃないか。あぁ、まだ二日酔いなのかも知れない。
 日本の統治はうまくいっていたんだ、被抑圧民族にとってもプラスになることがたくさんあったのに、それを取り上げず、当時少年少女だった人たちの意見を一面的にしか採り上げていないという主張だ。アジア太平洋戦争が終わってからそろそろ65年にならんとするほどの時間が経つと眼を塞いで「昔は良かった」といいたい人たちが力を得てきてもおかしいことではない。それにこの国ではきちんとした形で決着もつけてきていないのだもの。