ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

そうくるか

 うちの傍にバス停がある。週末になるとこのバス停にはいつでも数人のおじさん連中がバスを待っている。四本のバス路線がここを通るので週末の馬券を買いに来る人たちでバスは一杯だ。ここを通るバスは平日よりも週末の方が混む。夕方来るバスは平日より週末の方が便数が多いくらいだ。
 このおっさんたちが良く煙草を吸う。バス停をみると「この周囲で煙草を吸わないでください」なんて書いてあるけれど、そんなのどこ吹く風である。で、概ね短くなったフィルターをあたかも昭和30年代のように普通に道路に捨てる。だから日曜日の夕方なんかに通りかかるとなんだか昔に戻ったかの如くである。そういえば道路で普通に煙草を吸っている人たちがいたのは、そんなに昔の話じゃない。この変化はたかだかここ5-6年くらいの間での話だろう。
 そんなフィルターが散乱しているところを見るとうちの連れ合いは「煙草を買いに来る奴はこのフィルターを持ってこないと買えない、そんなシステムにすりゃいいのにねぇ」という。持ってきたフィルターの数だけしか買えないということにするんだというのだ。そうするとみんな競ったようにフィルターを捨てないどころか、ひろって歩くだろうというのだ。そのうちに「あいつ、すげぇんだよ、フィルターの在庫を240個も持ってんだってさぁ!」という奴が現れるかと思うと、横丁の角に男が立っていて、「旦那・・フィルターありますよ・・」と袖を引く奴がいたりする。
 日本人は驚くように変わるという点では米国人の人後に落ちないわけで、プルトップの散乱に閉口していた頃、飲料業界は「日本人は清潔好きだから、ステイオン・タブなんて気持ち悪がって米国人のようには受け入れない」と主張していた。大嘘だった。だから、フィルター交換販売方式は意味があるというのだけれどねぇ。
 ま、少なくともポトスだか、パトスだかしらねぇがくだらねぇところに金をかけるような知恵を働かす前にこっちも検討したらどうだろうか・・・ま、やらねぇか。