ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

まさかと思っていたけれど

 民主党が小沢のワンマン政党だという評価を随分とマスコミがいうのだけれど、まさかそんなたったひとりの男にかき回されるような政党がこれだけの民意を得ることなんてできるわけがない、そうじゃなかったら小沢一郎の秘書が捕まった時に小沢は代表を降りたりしなかっただろうと、単純にも思っていたのだけれど、今回の強行採決の連続攻撃やそれに対する鳩山由紀夫のコメントを見ていて、あぁ、これはやっぱり小沢一郎ワンマン政党で、しかも、小沢の考え方というのは、福田と渡邉恒夫に持ちかけられてその気になってしまった大連立の時に代表されるように、冷静なる国家的信念に基づいているわけではなくて、その場限りの近視眼的発想でしかないことに気づかされる。
 民主党小沢一郎から力を剥奪しない限り、ごく短期間政権に終わる可能性がある。
 これは自民党の主張が正しいことを意味していない。自民党はもう既に終わっているといって良いだろう。これだけの惨敗を喫していながら誰かが明確な反省あるいは悔悟の言葉を口にしただろうか。あの8月30日の選挙のあと、明確な形で有権者の気持ちを受け止め、今後どうしていくのかを明らかにしただろうか。
そんなのも放り出して、大島某やら川崎某が強行採決を非難する言葉をどんなに口汚く罵っても、どんな言葉を使ってもそれらは皆自分が頭から被ることになるのに過ぎないのであって、愚かさをテレビを通して国民全員に知らしめているに過ぎない。
 国民をテンからバカにして悪い奴が儲かる社会をここまで進めてきた自民党からようやくその馬鹿げた権力を取り上げたと思ったら、その挙げ句がこんなことだったというのはちょっと情けない。
 ん・・・。これは人間という動物の限界、ということなんだろうか。ひょっとするとそうかもしれないのだ・・・。