ほぼ足りてまだ欲 その先

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Cadbury

 英国のチョコレート・メーカー、Cadburyを巡ってKraftが買収をかけようとしているところにHERSHEY'S+イタリア企業が待ったをかけて割り込んできているらしい。
 この種の企業の世界的再編話はちょっと前からあっちでもこっちでも起きていて、お菓子業界も、一体このお菓子は誰が作っているのか、そしてその企業は誰がもっているのかわからなくなっている。
 Cadburyは元はといえば英国のクェーカー教徒のジョン・キャドバリーが1824年に設立した企業。クェーカーはアーミッシュなんかとは違って商売をしっかりやって経済的基盤を確立するということでこうして成功している企業がある。
 しかし、私はまさか上場していたんだとは知らなかった。買収された時に、クェーカーとしてのアイデンティティーはどうなるのだろうか。それで得た金を元にまた異なる企業を興していくのだろうか。キャドバリーのチョコレートは美味しいんだけれど、割高な気がするんだけれど、詳しい人はどう思っているのだろう。
 英国の貧困調査で知られるベンジャミン・シーボーム・ラウントリーの一族もクェーカー教徒で、その父のジョーゼフも同じくチョコレート会社で成功を収めていて、社会貢献、社会活動に邁進したと伝えられている。