ほぼ足りてまだ欲 その先

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小沢の金

 何度聞いても、よくわからない。なんでそんな土地が必要なのかがまず分からない。テレビで映る度に思うのだけれど、あの土地の半分は空き地のままだ。庭でもない。なんで買う必要があるんだろう。買いたいんだから買えばいいけれど、そんな名義にすることに何らかの意味があるはずだ。それはなんだろう。4億円もするような土地を秘書のために買うの?太っ腹な親分なんだねぇ。
 原資が親から相続した金なんだったらそんな金額なら相続税が当然かかってくるだろうからはっきりしているはずだ。積み立ててきたというのであれば、そんなに収入があるということになるわけで、所得税から判明するはずだ。そっちから分からないとすれば相続にしても所得にしても、裏の金になっているはずで、そっちはそっちで違法だ。
 巷間いわれているようにこれだけ毎日というか毎時間のように特捜部の捜査過程がボロボロ出てきて、しまいにはテレビでの現場レポートの記者が「今はいった話ですが・・」なんてその種のネタが報じられるというのは、現場で公務員が、漏らしているというよりもレクチャーしているというしかないんじゃないか。捜査、取り調べの公開中継といってもいい有様で、もう守秘義務もヘッタクレもなくなっている。第三者としては面白いけれど、肝心なところが公になっていないような気がする。
 自民・公明がこの辺を指摘しても、どうしても脛に傷を持つものだから、口では強いことをいっていても私には全然説得力がない。毎回、ニュースで彼等のコメントを聴く度に吹き出している。
 しかし、笑い話で終わる話ではなくて、このまま詳細が明らかにならないままでどうにかなってしまったら、政治家の金に対する規制がなし崩しになりかねない。自民、公明はなんだかんだいっても自分たちが政権を持っているときに積極的にこれを規制していこうという方向性になかったことは明確で、そのカウンター・パートであるべき民主党がいい加減に終始するのであれば、一体全体誰がイニシアティブを取って改革できるというのか。
 この意味でも、小沢がこのまま口をへの字にして訥々と「そんなことはぁ・・ありませんっ!」といったってなんの意味も持たないのであるし、この問題がこの国の政治に留まらない国全体の方向性に対して大きな問題点である。

 追記:検察のリークに関して河野太郎が自身のブログにも書いている。→ こちら