ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ようやく

 「三遊亭圓生落語全集〜圓生百席」という全部でCDが118枚という膨大な六代目三遊亭圓生の集大成がソニー・ミュージックからもう随分前に出ている。全部で20万円もするというもので、人から借りて真景累ケ淵を8枚分全部を聴き通した。「宗悦殺し」「深見新五郎」「豊志賀の死」「お久殺し」「お累の婚礼」「勘蔵の死」「お累の自害」「聖天山」というタイトルになっている。これは最後の最後まで通しで聞く気にならなかったのだけれど、とうとうやっつけた。次から次に人が殺され、すぐに雨が降る夜になり、思いもよらない人のつながりが発覚するものだから登場人物が複雑怪奇で、その点では歌舞伎の設定に良くある話だなぁ。しかも、最後の8枚目になって、一体どんな結末をこの話は見せてくれるのかと思ったら、誰が撃ったか分からない種子島の短筒にあたって死ぬ。それじゃ、この噺ってのはまだ先があるのか。やれやれ。
 全部を「青空文庫」で読むことができそうだ。→こちら