珍しく息子がやってきた。珍しいなぁと思ったらW杯の予選リーグの試合をDVDに撮ってくれという。彼は録画機器を持っていない。私は古いタイプのDVD録画機を持っているけれど、どうやって動かすのかよく知らない。HDDに保存する方法は知っているけれど、DVDへの録画に成功したことが一度もないからだ。
なにしろ、この録画機では来年7月に地上波がデジタル化されたら機能しないということも知らなかった。こんなことになっているなんて思いもよらなかった。そもそも取扱説明書を読んでもよく分からない。大体知らない横文字単語があっちこっちに跋扈している取扱説明書なんて分かるわけがない。いつからこんなことで許されるようになったのだろうか。いつからこうした単語を知らない人がいるわけがないという前提でこうした説明書が書かれて良いことになったのだろうか。じゃ、次には何を導入したら文句なく、このテレビ機を使い、なんの文句もなく私の手元に見たい番組の録画が入手できるのだろうか。
多分独居老人の殆どの人たちはこうした状況の解決を諦めているに違いないし、そんな状況にいることすら気づかずにいることだろう。
ここが詐欺師の狙い所に違いないと憂慮するものだ。間違いない、来年の今頃にはこうした詐欺被害があちこちで頻発する。そこで攻められるのは総務省だ。果たしてその時に政権与党というのはどこになっているんだろうか。総務省のお役人さん、誰が責任をとるのか、どう責任をとるのか、この際はっきりしておくように。もうゆるさんぞ。
