ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

丁寧

 既述のように旅先でカメラが転げて(いや、カメラが自分で転んだ訳じゃないから「カメラを落として」)起動しなくなった。ご同行の方とお話をしていて「そうだ、海外旅行者障がい疾病保険に入っていたんだった!」と思いだして、保険会社の事故受付に電話をした。
 それはそれは馬鹿ッ丁寧な(あ、いやいや慇懃無礼な、というべきか)ご対応の女性が受け付けられた。もちろん電話だからこちらを確認するために名前、年齢、電話番号、住所と個人情報をさらけ出す。
 そこからようやく本題に入った。いつ、何時頃、どこで、どんな状況で、どんなことになったのかと詳しく聞かれる。
 さて、どんなことになるのかと思ったら、とにかく修理の見積もりをとってそれを提出しろということだった。ただし、それがそのまま全額認められるわけではなくて、簿価がそれより下だったらその簿価分を支払うだけだという。つまり、修理をして使いたくたって、その修理に掛かる費用より簿価が低ければその金額しか払わないよ、というわけで、どうしてもそのカメラを使いたければ、その金額に上乗せして修理するしかない。つまり、古いカメラだったら直すよりも捨てて新しいものを買った方が良いかもしれないということなんだろう。
 ここまで来て電話受付をなんで「慇懃無礼」といったのかが判明するわけだけれど、じゃ、その簿価ってのはどう計算するの?と聞くと「それなら担当者から電話させて戴きます」という。ただし、月曜日は祝祭日(海の記念日という訳の分からない祝日)だから早くても火曜日になるという。ふ〜ん。そこでその受付担当者の名前を確認すると「私からお電話をお返しするわけではありません」と言い放つ。
 ま、利益追求企業なんだから、少しでも金を出さずに保険料を稼ぐしかないのは理解できる。それでもこの保険くらい利益率の高いものはないだろうになぁ。