ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

医者

 この界隈のお医者さんは日曜日と木曜日がお休み、というところが多くて、私が利用させていただいている内科も、耳鼻咽喉科もお休み。だけれど、昨日の夜の咳がとても苦しくて、こりゃなんかして貰わないとダメだろうなぁと思ったので、水曜日お休みの内科に初めて行った。
 待合室はおばあさんばかりで、話している内容を盗み聴いていても、近所の人ばかりのようだ。もう、仕事はやってないんでしょ?いやいや、まだやらして貰っているのよぉ、やめると人と接触しなくなっちゃったりするじゃない?私は今年で83になったんですよ、えっ、私より若いのかと思っていたわ、じゃ、おたくは?もう80になりそうな70代ですよ、そう?・・・
 皆さん大変にお元気なんである。こうして見ていると、男の方が早死になのは良くわかる。
 初めてお会いした先生は40代の男先生なんだけれど、これがまた良く喋る。症状を聴きながら、なんでこんなことを聴くのか、という説明までする。とにかくたくさん説明する。薬もこういう薬を出すけれど、これはこんな副作用もあるから、そこは理解しておいて下さいね、だから、これとこれを出しますよ、で、症状が解決したら、余っていても使わないで良いですからね。
 ひとりひとりに時間が掛かるのはこりゃ道理だろうと思わせるけれど、「いやぁ、お待たせして申しわけありませんでした。よろしくお願いいたします」から始まるのである。
 いろいろな先生がおられるんだなぁ。
 
 そんな待合室のベテランさんたちのお話を聞きながら中公新書の「マッカーサー」にようやく手をつけたんだけれど、再認識したのはDouglas MacArthurは1880年の生まれで、1945年8月30日に厚木に降り立った時の彼はもうすでに65歳だったということと、彼の軍人としての人生の大半はフィリピンに費やされていたんだということだ。朝鮮戦争勃発寺には既に70歳だったわけだ。迂闊なことに私は彼がこんな年齢だったことをすっかり失念していた。