民主党の小林千代美が辞職したあとの補選に自民党の町村信孝が北海道比例区選出の座を辞職して、出馬する。そのあとには今津寛元防衛副長官が繰り上がって衆議院議員になる。つまり民主党から立候補する予定の弱冠38歳、元国土交通省官僚、中前茂之の知名度の低さを突いて民主党に一矢を報いようという作戦である。多分、町村が勝つんだろうと思われているんだろう。
町村は「政治とカネの問題は、政治のイロハ。しっかりしないといけない」と演説したらしいけれど、そんなに啖呵の切れる立場ではなかったはずだ。それでも彼は昔ながらの自民党代議士らしい「そんなこたぁ知らないね」とうそぶけるタイプだから平気の平左だ。「信友会」の不動産の問題というのはその後なにかクリアになったんだっただろうか。