ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

交際範囲

 今年になって交際範囲が一気に縮まっている。5月に大きなイベントの最後の回が終わってから、月2-3回はあった小さなイベントにも参加しなくなって、一気に交際範囲が縮まったこともあったけれど、母校学部の卒業生の年に一度の大イベントの運営委員会にも全く顔を出すことがなくなったし、サークルのOB会にも顔を出さなくなった。
 夏風邪でぐったりと寝てしまって、体力を失ってしまってからというもの、あれもこれも殆ど動く気力が衰えてきているのを感じる。そうした人たちが集まっているところに行けば多分今まで通りに対応することができて、わぁわぁとやることはできるのだろうけれど、そこに至までの過程で、あぁ、やっぱり止めようか、という気になってしまう確率の方が高いような気がする。
 どうも動きたくないという結論に至ってしまうのである。それはなにが原因なのかがわからない。良く悪性腫瘍を抱えると生活の上での嗜好がすっかり変わってしまうというようなことをいうけれど、ひょっとしたらそれかもしれないという気がしないでもない。しかし、万が一そうだとしてもその検査のためには結構なお金が必要となるらしい。
 そういえば昔はそんなこともあって金持ちの方が寿命が長いといわれたのだろうか。尤も、栄養事情が良くなかったから余計そういうところが浮き彫りにされたのかもしれない。こうして考えて見るとバックグラウンドが違っていても、原則的にはそれほど変わっているような気はしない。医療だって、金の力と縁の力があったはずだ。知人の病気体験を聞くと良くそれを思う。良い先生を知っていて、その先生がこういったからそれに気づいた、なんていう話を聴くと、あ、あの人はそんな良い先生を知っているのか、それに引き換え私は医者の知り合いなんていないよ、と我に帰る。皆さん、一体どこでそんな医者と知り合うんだろう。
 特にそんな縁もない一般市民は、そんなことに気がつくようなこともなく、嗜好が変わってそのまま終焉を迎えるのだろう。
 そういわれてみると今一番食べたいものはなんだろう。やっぱり鮨と蕎麦と天ぷらで、私は日本から離れて暮らすことはもう金輪際できないんだろうなぁ。それにしても随分平凡だ。