こんなものを役所が出してくれるんだとは知らなかった。大体役所に貰いに行くのって、謄本やら抄本やら、住民票、あるいは実印登録証くらいのもんだ。先日、ある手続きをするのに、あなたは親父が死んだ時にどこに暮らしていたのかという住所を証明するためにこれを取ってきてくれというのだ。
とにかく役所の戸籍に行けばわかるからというのでいって見たら、本当に請求する書類というところにこの名前が書いてある。貰ってみたら、私がこれまでどこに住んでいたのかというのがわかるようになっている。しかし、確か私が豪州に暮らしていた時の住所もどこかに反映されていたんじゃなかったかと思うがこれの上ではただ単に豪州に居住、みたいなことしか書いてない。本人が本人のこういうものを下さいと云う時にも役所は「何にお使いですか？」と聞くんだけれど、これはどうしてなんだろうか。振り込め詐欺を防ぐために、銀行で預金を下ろす時に10万円を超えると「何にお遣いですか？」と聞くのは親切心から出ているのはわかる。しかし、役所のこれは本人が本人に関するものを貰うのに、なんで聴くんだろう。本人を証明する書類として運転免許証を提示しているというのに。
