ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

どこまで良いの 何が起きるの

 金町の浄水場で放射性ヨウ素が22日に210ベクレル、23日に190ベクレル測定されたことによってアラームが発せられて、乳児に供することは良くないといわれているんだけれど、なにしろなんのことか良くわかっていないんだから、どうして良いのか全然わからない。
 赤ちゃんに飲ませるミルクにはミネラル・ウォーターは向いていないんだという。わが家では全く縁がないからわからなくてもいいんだけれど、じゃ、ミルクはどんな水を使って作れっていうんだよというのがわからない。乳児に飲ませるミルクには駄目ってことは、小さいペットにも飲ませると問題があるのかという点もわからない。
 そういう具体的なことは何も教えてくれない。基準値を上回っているから問題だけれど、今すぐ飲んだからどうだ、こうだということにはならない、といういい方しかされないけれど、だったらなんで問題なのかがわからない。
 これがツイッターにつかまっていると誰かしらが信頼に足りるか足りないかは別として何らかの情報を流してくれる。なんで乳児には問題になるのかといったら成長期にあって細胞がどんどん創られてくる時で、細胞のシェルがこの放射性物質によって傷つけられやすいからなのであって、いくら小さいからといっても成長したペットには危険性は低いんだという解釈が可能だ。
 放射性ヨウ素半減期が8日といわれているから、8日間経つと、その力は半分になってしまうということである。PETという診断機器では患者の体内に極端に短い半減期をもつ放射性試料を取り込んでその挙動をカメラで撮影することによってデーターを取るシステムである。これを考えると放射性物質の人体に対する影響が瞬時であればさほど問題にならないことがわかるけれど、じゃ、今回の190ベクレルの放射性ヨウ素が測定された水を一日2リッター摂取し続けたら、何日後にどんな問題が出る可能性があるのか、一週間だったらどうなのか、そうした状況を説明して欲しい。そういう事情を説明することがこういう状況の下では意味があることだろうと思う。
 もうひとつの疑問は、今出荷制限や摂取制限が適応されている葉物野菜の中で、ハウス栽培されているものがどうして出荷制限、摂取制限されなくてはならないのかがわからない。放射性物質が空気中を浮遊するので、密閉されていないと意味がない、あるいはプラスティックフィルムで覆われたハウス栽培では透過してしまって全く意味がないということなのだろうか。
 そして、NHKや新聞、民放はどうしてこういう疑問を説明してくれないのだろうか。

追記

 こちらのウェブサイトでは森永乳業に電話してどんなミネラル・ウォーターだったら向いているのかを聴いたと記されている。

  • ラベルに記載の硬度が100以下の軟水(できるだけ数値が低いほうがいい)
  • バナジウム天然水やアルカリイオン水と記載されているものは適していない。