ほぼ足りてまだ欲 その先

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信を問う

 民主党自民党公明党連立政権から政権を奪取したのは「政権を握ることができた暁には自民党公明党ができなかったこうしたことをします」と公言して憚らなかったいくつものことを掲げていたからであるし、自民党公明党と歩調を合わせてやっていくんだということであったらどれほどの人たちが彼等に政権を渡そうじゃないかと思っただろうか。こればっかりはどこにも根拠がないから想像でしかないけれど、あの時、まるで冊子になったようなマニフェストを見せられて、全部には眼を通すことができなかったけれど、まさか一番後ろの頁に小さなフォントでもって「これらのことは事前の予告なしに変更、または削除、若しくは半永久的に延期されることがあります」と書かれていたとでもいうのではないだろう。
 それがわずか2年数ヶ月でこうもあっさりとひっくり返されてしまうのでは、これは明らかに背任行為であるといって良いだろう。それも新たな代表選で、上着を着たの脱いだのという実に低次元な行為によって票があっちに行ったりこっちに来たりするというくだらない状況を見せられたのでは、今度の新代表がまだ何もやっていないうちではあるけれど、有権者の何%かを裏切っていることになるといっても良いだろう。
 これがどんなに「非常時」であったとしても、こういうなし崩し的に政権担当者が入れ替わり、多くの議席を得た時に較べてあっさりと方針を変えてしまうという行為を受け入れてはならないのではないだろうか。
 解散・総選挙をして信を問わない限り、この路線変更は許されない。この「非常時」にそんなことをしている場合ではないと、賢明に思うのであれば、突然の路線変更はあってはならないはずだ。