ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

傲慢

 小沢一郎陸山会が4億円を政治資金記載がずれたために強制起訴され、「被告」呼ばわりをされているのに対して、こっちの扱いはどうかと、私は大いに疑問で、その傲慢さが血筋であるといって終わるわけにはいかない。

 自民党は「(所有者の)衆議院との取り決めに従って使用している」としているが、識者は「国による特定の党に対する便宜供与と疑われても仕方がない」と指摘している。
 不動産登記によると、自民党本部の土地所有者は、財務省(約3306平方メートル)と衆議院(約1320平方メートル)に分かれているが、境界線に塀やフェンスはなく、一体的に党本部の敷地として使われている。衆議院所有の土地の部分は駐車スペースになっており、同党の街頭宣伝車が止められていたこともあった。
 自民党などによると、敷地の約7割にあたる財務省所有の土地については、自民党財務省との間で貸し付け契約が結ばれ、現在の賃料は年間8970万円になっている。一方、衆議院所有の土地について、自民党は「『議員専用駐車場』という看板を設置している」として、衆院議員のみが使用しているとの趣旨の説明をしているが、駐車場に入るためには自民党本部の正門を通る必要があり、事実上、同党以外の議員は利用できない状態となっている。財務省の賃貸契約を基に計算すると、衆議院所有の土地の賃料は年間約3500万円となる。(2011年11月1日03時01分 読売新聞)

 では、これに対して自民党の見解はどうかといえばこれである。

自民党石原伸晃幹事長は1日の記者会見で、自民党が党本部に隣接する衆院保有地を賃貸契約せず無料で駐車場に使っていることについて「問題ない」と述べ、見直す考えがないことを明らかにした。
 「国会議員や諸官庁が駐車場として使用するのなら合理性はあるのではないか」と指摘した。(毎日新聞 2011年11月1日 12時05分)

 讀賣の記事の終わりにある「事実上、同党以外の議員は利用できない状態」というのはこの伸晃発言を踏まえてのものと理解することができるだろう。
 これらの記事に足りないのは、この土地を我が物顔に使用しているのは一体いつからなのかという点でもある。これは明らかになぁなぁに使用量を踏み倒している行為で、衆議院が持っているといってもそれはとどのつまり国、ひいては国民の持ち物を不正使用してきたということである。
 これまでの踏み倒した賃貸料を国庫に納めるべきではないか。これを枝葉末節な事件だと、もしするのであれば、陸山会の記載ずれ事件をここまで取り上げ続けるマスコミ、自民党民主党現主流派は一斉に謝るべきである。