ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

参議院予算委員会

 今議論しなくちゃならないのは、TPPについて、この条約に参加するとこんなことが起きるのではないのか、こんなことはできなくなるんじゃないのかという個々のケースについてつまびらかにすることであり、それに対して政府はどんな対応策を考えているのか、あるいは野党はどんな心配をしているのかだろう。野田があっちでいったことを外務省が抗議をしたというのが事実か、していないのか、野田が二枚舌を使ったか使っていないかというポイントではない。
 東京電力が拡散するに至ってしまった放射線汚染が今実際にどこまで拡がっていて、福島ではどこまでが今後何年間にわたって人が入ることができないのか、将来この国を担っていく青少年達がどこまで避難すればいいのか、そのためにどんな手だてを尽くすのか、それは誰が負担するべきなのか、将来のエネルギー政策をどちらに向けていくべきなのか、54基をどの様に処理していくのか、電気料金のシステムをどの様に変えていくべきなのか。
 国民の中により拡大を続けていく経済格差の問題は根本的にどこに要因があるのか、それを是正していくためにはどんな政策が必要なのか、そのためには誰がどう考えを変える必要があるのか、それともそれは経済活動の為にはやむを得ないので、どうやっててこ入れをしていくべきなのか。
 山岡の不正、横峯のふざけた態度というものもなんにも問題がないとはいわない。いわないけれど、それを遙かに超える頭を抱える問題がこんなに山積みになっているというのに、こんなことのために貴重な時間と金(一体お前達をここに集めるためにいくらかかっているというのか)を遣う愚はもう本当に願い下げである。
 真剣に議論をすることのできる国会議員を、県会議員を、市会議員を、区議会議員を私達は選んで行かなくちゃならない。