中島政希衆院議員(比例北関東、当選1回)が民主党の八ッ場ダム建設続行に反対して離党届を出したという。彼ひとりが離党してどんな意味があるかという意見があるかも知れないけれど、信念を曲げてまでこの党に所属し続ける議員が殆どなのに対して、評価するべきだと思う。
なにしろこの政党の野田政権になってからこの方の「改革」という言葉からはほど遠い姿勢は非難されて然るべきで、未だに世論調査で「支持する」人たちがいることが信じられないのだ。
22日の文化放送「ソコトコ」で詩人の米国人、アーサー・ビナードが興味深いことを発言していたのだそうで、こちらのブログにその文字起こしをアップしている人がいる。
その興味深い話というのは、東京電力が現地の吾妻川に水力発電所を三カ所持っていて、その水利権を保持している。しかも発電所を稼働させると水が水路でダムを迂回してしまい、ダムには水がたまらないというのだ。で、このダムを建設したら、東電の水力発電に対する保証で年間に18億円国庫から支払うというものなのだ。そんなことを一体どこのどの新聞が、ラジオが、テレビが報道したというのだろうか。
この国は本当にどうなっているんだ。