ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

熱中

 1960年代に亡くなったオーストラリア人についてちょっと調べている。前にも書いたけれど、この人に関する新聞記事を随分前から捜してきていたのだけれど、現地の図書館でマイクロフィルムをぐるぐるするしか捜しようがなかった。それが今や豪州国立図書館のサイトで、キーワードで新聞記事を検索することができるようになったものだから、様々な新聞記事を読むことができる。もちろん人力でテキスト化したのではなくて、マイクロフィルムからOCRでテキスト化しているから巧くできていないところもあるのだけれど、元ネタのマイクロフィルムそのものを見ることができるから、自分の眼で確認することができるし、あとから読む人のためにそれを修正することもできる。
 あまりにも巧く読み込めていないものがあると、「あとで読み込めた時に連絡して欲しい人はメールアドレスを書いておいてね」となっていて、本当にわかるようになると、連絡が来るという、実になんとも国の機関が無料でやっているサービスとはとても思えないくらいに親切。
 非常時会議の議事録さえ作られず、敗戦が決まると平気で公的文書までジャンジャン焼き払った国との違いはあまりにも大きい。その上、国会の議事録も、各省が行っている各種会議の議事録も、いつまで経っても公開されない。それで良いと思っている。この辺も鎖国鎖国たる所以である。
 豪州の何もかも良いわけではなくて、今や呆れるほどに他国に後れをとっているネット環境だとか、しょうもないところもある。しかし、資料の公開性という点では毎度書いているけれど、素晴らしい。例えば、Australian Institute of Health and Welfareという研究機関では発刊される報告書は総べてサイト上でダウンロードするのは無料である。紙で欲しい人にはしっかりと有料になっている。
 一昨日、昨日とこのサイトで様々なキーワードで検索していると、次々に面白い記事に遭遇することができて、熱中している。しかし、言葉の使い方が固有なものがあるようで、意味がとれないものがあったりする。悔しい。一体誰に相談したらよいのだろうかと思案投げ首である。
 あ、それで右の肩胛骨の内側が痛いんだな・・。