ほぼ足りてまだ欲 その先

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金の亡者

 私は金の亡者だ。ジャンボ宝くじが売り出されれば必ず買うし、Loto-6もたまには買うし、先日なんぞはBIGまで買ったのだ。なんでそんなことをするのかといったら、金が欲しいからに決まっている。俗物的な物欲に駆られているのだ。実は鉄ペンの万年筆しか買わないのは鉄ペン万年筆が好きだからでもなくて、金額を考えなかったら、これが欲しいというものには手が出ないからに過ぎない。つまり、手が出る範囲内で暮らしているということだ。人間というのは非常に欲の深い動物で、鉄ペンで十分にどんなものにでも自分の書きたいことは書けるのだからそれで良いじゃないかと思うのだけれど、パーカーのあの不思議に書きやすいペンを使って書き物をしてみたい妄想にも駆られるし、それでいながらWatermanのたっぷりと手になじむ奴を指でころころしてみたい誘惑にも駆られるのである。
 そしてさらに、宝くじが当たったら計画することが初めて可能になるであろう旅程をあぁでもないこうでもないと布団の中でっ妄想するのがもはや日常となっているのだ。人間なんて欲の深い動物なのだ。多分私は宝くじの空くじに埋もれ、断熱効果が良くて長生きできるのではないかと密かに期待しているのである。